[不定期]編集部コラム
書店という場の出来ること――。金
2016/1/29
本屋さんって、本を買うためだけのものですか?
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月刊ブシロード3月号も発売が近いということで、今回は特別に「今まで書かなかったけれど、本当に僕が言いたかったこと」をシリアスに書こうと思います。
ニュース等で出版業界が元気なさそう、なんて話がちょくちょく。
だけどね、まだまだ可能性はあると思うんです。だって本屋さんという”さまざまな人が集う場”は日本全国、しかもとても良い場所にた~~~~~~~~~~~~くさん。
ではでは、足を運ぶ側&運んでもらう側の両方の観点から、編集長のさがらっちが《本屋さんの素敵なポイント》を挙げちゃいましょう。
~その1~【知らない事が見たくなくても(?)入って来る】
インターネットだけをやっていると“興味ある情報だけをとる”日々を過ごせてしまう。それじゃあ、見聞が広がらないよね。偏った知識だけになっちゃうことも。
「人見知りだし、共通趣味でしか人と話せない」なんて人も最近は少なくない。
いろんなジャンルに関する情報が置いてあるのが書店。「へぇ、こういうのが話題なんだ」「流行ってるんだ」という新たな発見も多いです。
そうすることで、趣味や育ってきた環境が違う人とでも、天気の話をするかのようにいろいろなことをキャッチボール出来る自分が誕生するかも。
インプットあってのアウトプットですな。
~その2~【宣伝告知効果】
弊社の木谷社長も良く言ってますが、「広告効果」が抜群です。
『月刊ブシロード』という文字が、『カードファイト!! ヴァンガード』『ラクエンロジック』『ミルキィホームズ』『バンドリ』……などなど、各タイトルやイラストが全国の本屋さんに置かれるわけです。ハッキリ言って、ものすごい露出!
買って下さる人の数だけでなく、目の前を通ったり、となりに置いてある某誌を購入目的で来た人にだって、その活字は目に、脳に焼きつくハズ、きっと。そのまま帰宅してTVでさらにブシロードのCMなんて見た日には、「明日はカードゲームやるぞ!!」「デッキ買いに行こう」「バンドやろうぜ!」ってなる、絶対!?
~その3~【交流の場】
冒頭にも出しましたが、本屋さんや売り場を、もっともっと“人が集まる場所”にしていきたいんですよね、僕は。
毎月恒例の”声優さんによる月刊ブシロードお渡し会”も、みんなに集まってもらう素晴らしいキッカケ。
さらにはお渡しだけじゃなく、声優さんによる“読み聞かせ”なんて、どんどんやっていきたいなぁ。そうすれば、老若男女問わず、加えて親子でも観に来てもらえるだろうし。
(全国のお店さん! 月ブシから生まれたユニット『アヤユカ』へのご依頼もお待ちしてます♪)
ちょっとだけ話を戻すと、お渡し会に並んでいる前の人、後ろの人だって、きっと同じものに興味があるわけです。もしかしたら友だちになれるかも。
◆
最後に話は変わりまして――。ここからは読みたくない人はトバして下さい。
イベントつながりで思い出したのが、2014年10月号に登場してくれたハロー!プロジェクトの5人組『Juice=Juice』について。メンバーの金澤朋子さんが「マイリトルポニー」を好きという情報をキャッチ。「ブラックバタフライ」という曲の発売イベントの合間に取材させていただきました。
なにかとバタついているときなのに、疲れやソワソワ感をこちらに一切みせずに全員が大きな声で丁寧なあいさつをして下さり、しかもライターさんが録音した音声をあとで活字にする時に”誰が話したか”がわかるように「金澤は~」「宮崎は~」「宮本は~」という感じで、自身のコメントの前にきちんと必ず名前を言ってからしゃべるというプロフェッショナルぶり!
コメント内容も、とても誠実に一生懸命考えながら、コンテンツを良く知らない人にもわかりやすく、具体的に質問に答えてくれたのが印象的でした。
中でも金澤さんは特にポニー好きということで、あまり詳しくない同グループのほかのメンバーにも各キャラクターの特徴を解説してあげたり。「さすがサブリーダー!」なんて思ったものです。
そんな彼女、最近はライブ等の活動を休みがちでした。そして先日、休業理由を発表。(詳しくは各自調査)
心配しているファンを思っての、勇気ある公表だと思います。1日でも早い回復と復帰を願うばかりですね。
少しだけ話は戻りまして、その取材以来、彼女たちのクオリティの高さ、仕事への向き合いかたに敬服した僕は、ちょくちょくチケットを購入してはライブに行っております。通勤のときも「イジワルしないで 抱きしめてよ」「CHOICE & CHANCE」とかを聴いてテンションあげてから出社。
編集部のしんごろチーフも昔はハロプロ好きだったけど、離れてしまってブランクがあいていました。だけどちょっと前に僕が貸したJuice=JuiceのCDを聴いて「いいっスね」って感じで、最近はノリノリで仕事したり。
『すとろんぐすたいる』の16号先生もJ=Jの曲を聴きながら執筆されているそうです。
そう、われわれが読者のかたがたへより良い雑誌を提供するための大きな活力の1つ。
要するに僕が何を言いたかったかというと――。
彼女たちのメジャーデビューが2013年9月。そして月刊ブシロード創刊号の発売も2013年9月。ま、だから何だっていう話ですが。
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