[不定期]編集部コラム

無常――。編集部はギスギスしがちな校了

2016/2/26

【校了】校正が終わり、印刷しても大丈夫な状態とすること――。

であります。長くなるので省きますが、「間違いは無いか?」を何度も確認する作業。本はwebと違い、世に出したあとに修正ができません。雑誌、とりわけ月刊誌というのは長い期間、書店に置かれるし、皆さんの目にもつきます。つまり――絶対にミスが許されない!! んだっての!

名乗り遅れました。編集長のさがらっちです。
僕や月ブシのスタッフたちはこれを毎月、〆切という期限までの限られた時間内で約300ページぶん、やるわけです。どんなに作業量が多くとも、仮に体調がイマイチでも、校了日も発売日も変わってくれない。
無情ですな――。
ラストスパートのときはとくにピリピリギスギス。ま、そういうものです、人間って。同時に、それでも時間は進む、常に動いているわけです。【無常】です――。

【無常】すべてのものは常に変化しており、同じままではない――ということ。転じて、「我々の日々の生活も人生もはかない」という風に解釈されたする。

ポジティブな【無常】も少なくないです。月刊ブシロードのブシロードメディアは、そもそもが出版社ではないので、僕としんごろチーフ、ミヤケルをのぞけば編集未経験のスタッフばかり。“鬼軍曹”しんごろチーフの日々の指導により、今ではみんな、赤入れ(校正時に間違いを確認する作業)もなかなかのものになってきました。最初はヒドかったけどね(笑)。

私事ながら、ブシロードに転職してきてもうすぐ丸3年。創刊時は毎日泣いていたし、きっと1人ではここまで続かなかったでしょう。少しずつスタッフが増えて、それぞれがスキルアップした【無常】のたまもののうえに今日がある。あ、こういうわけわかんないこと書いてるからって、病んでるわけじゃないからご安心を。
最新の汗と涙の結晶(4月号)の発売まで、もう少々お待ちくださいね。

もう一つ、【無常】を感じた話題を――。友人がヴォーカルをやっているヴィジュアル系バンドのDuelJewelが2月23日にZepp Tokyoで解散ライブをやりました。

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彼はもちろんイケメンで、それでいて礼儀も正しく、そして会話もバツグンに面白い。「天は何物も与えすぎだろ!!」とツッコみたくなる存在です。

僕もライブには何度も足を運ばせてもらっていまして、楽曲も演奏もクオリティ高いし、歌声なんて聴いててウットリしちゃうしで。
だけどね、そんな彼のノドがここ数年は本調子ではなく。今回のライブがラストライブになったのも、そういう部分が大きいようです。

23日は会場にビッシリ多くのファンが集まり、涙を流している人も多数みられました。

僕にとっても、彼らのライブを観て、感想を話したりするのが当たり前の日常だったので、それがもう出来なくなると思うと……。

さて、何を言いたいかというと、少しでも気になるイベントやライブがあれば「行っておきましょう」ということです。劇場版ミルキィホームズも今週末公開。行かなくて「また次回」という考えや「行っておけば良かった」という後悔はもったいない。

図1

何気なくお店に置いてある本や商品だって、5分後には絶対にあるとは限らないのです。ほかの人のものになるかもです。(「ミルは。」1巻発売中!!)だから手にとってね♪

すべての物事は【無常】なのだから――。

さがらっち

前・月刊ブシロード編集長兼王国民。タイ旅行とハロプロのライブ(特にJuice=Juice)に行くことが生きがい。 ペットのハムスター♀(マシュマロちゃん)を溺愛する独身貴族(←自称)。

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